子どもの未来のためにいつから何を始める?|可能性を育む幼児教育
子どもの豊かな知識や能力を育む幼児教育の定義や、 自宅でも手軽に取り入れられる幼児教育の方法、 可能性を伸ばすために親が気を付けるべきことについてご紹介します。
幼児教育とは
文部科学省の定義では「幼児教育とは、幼児に対する教育を意味し、幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したものである」とありますが、一般的には早期教育のことと混同されている傾向にあります。
幼児教育は生涯に渡っての人格形成や学習の基盤を作ることであり、学習意欲や好奇心、探究心を培うことで子どもの可能性を広げていくことを目的としています。
幼児教育が必要な理由
幼児教育は子どもの発達に合わせて、社会的、感情的、認知的な成長を促し、基本的なスキルや価値観を身に付ける上でとても大切なことです。将来への学習への基盤づくりとしても重要になります。
こどもの可能性を伸ばすために、親が気を付けるべきこと
子どもに過度な期待はしない
子どもにとって大切なのは今を楽しみ、新しい経験をすることです。一時的な理由で行きたくない、やめたいという場合はお尻を叩いてでも行かせますが、心が既に離れてしまっている場合は、やめることも選択の1つに入ります。過度な期待をかけずに、子どもがストレスを感じることなく、のびのびと学べることが大切です。
結果を急がず焦らない
習いごとをさせるとすぐに成果を求める傾向がしばしば見受けられます。親の期待値が高いほど、そこに到達できないと子どもは、いつまでも親から認められたり褒められたりすることがありません。結果を急がず、焦らず、子どものちょっとした変化について気づいてあげ、それを言葉で語りかけてあげるといいでしょう。
家庭でもできる!幼児教育のススメ
絵本の読み聞かせ 1歳~
イラストやストーリーを通じて想像力と創造力が刺激されます。新しいアイデアを考え、物事を異なる視点から見る力が育まれます。また、絵本の読み聞かせでは、物語に集中して注意を向ける練習も可能です。物語の中に出てくる感情を理解し、それを表現する能力を養うことにも役立つでしょう。
日常会話 3歳~
同じものを見つけ出したり、異なるものを見つけたりする会話をすると良いでしょう。同じものを見つける能力は抽象化思考につながり、異なるものを見つける能力は分類思考につながります。指示命令をするだけではなく、子どもが興味関心を持っていることに心を傾け、さまざまな問いかけをして子どもに発言させていくと、子どもの表現力も高まります。
外遊び 1歳~
体を動かすため、健康が促されます。緑の多い場所や新たな環境で遊ぶことで、五感が刺激され、多くの感覚を使いながら学べます。自然の中での冒険することで創造力が育まれることもあります。
パズルやつみ木 1歳~
パズルやつみ木は、問題解決能力や空間認識能力を身に付けることができます。また、子どもは興味があることに没頭しやすく、この没頭体験が集中力を高め、子どもの将来に役立ちます。
CHECK!幼児教育で大切にするべきこと
子どものためにあれもこれもとチャレンジさせてあげることも必要ですが、子どもにしっかり目を向けることが何よりも大事になってきます。
POINT1子どもの心が上向きになっているか
POINT2同年齢の子と比較しない
POINT3習いごとは子ども視点で選択する
これをやらせたいという親視点で始めることはあっても、我が子の様子や変化を観察し、子ども1人ひとりの特徴に合った習いごとに落ち着かせることが大切です。
教えてくれたのは
教育専門家
石田 勝紀 さん
20歳で起業し、塾を創業。現在は全国の保護者から子育て教育相談を2000件以上受け、Mama Café、講演、連載、テレビ出演を通じて応える活動を年間400回以上行っている。25冊の書籍を出版。
ホーム | 石田勝紀オフィシャルサイト
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